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毛包虫症
毛包虫症って何? Wanwans, updated on September 07, 2011
毛包虫症毛包虫症とは毛包(毛穴)にいるニキビダニが原因で起こる皮膚病。主に幼犬や免疫システムが落ちた成犬に発症する。局所性毛包虫症と全身性毛包虫症があり、局所性毛包虫症の場合は約90%は自然治癒するが、全身性毛包虫症に進展した場合は根気のいる治療が必要になる。毛包虫症とは?毛包虫症は非常に微細なニキビダニにより発症し、通常母犬から子犬へ生後数日の間に感染するとされます。生まれてから1週間ほどで子犬に十分な免疫システムが出来上がると、それ以上にダニが感染し続けることはないとされています。その為、ニキビダニは他の犬への感染を防ぐような隔離は必要ないのが通常です。(ただ同じ家にいる血縁関係のない犬達に発症するなどの事例が稀にあり、これが感染しやすいダニの種類の為なのか、なんらかの環境で感染が可能になるのかなどはまだわかっていません。*ニキビダニは3種類程ある)このダニは普段から大体の犬の肌(毛包内)に寄生していますが、通常は無症状です。それが犬の免疫システムが低下するなどにより大幅にダニが増殖してしまうと深刻な皮膚病を発病してしまいます。局所性毛包虫症とは?局所性毛包虫症は、うろこ状の斑点脱毛(主に顔または足)に現れます。主に若い犬に多く見られこの症例の約90%は自然治癒します。病班が治癒するには1ヶ月~3ヶ月位とされます。局所性毛包虫症のうち約10%は全身性毛包虫症へ進展します。リンパの腫れは全身性毛包虫症の前兆とされる為、注意が必要です。全身性毛包虫症とは?全身性毛包虫症の場合、病班、皮膚感染症、脱毛、うろこ状の肌のなどの症状が身体に見られたり、広範囲の班や複数の水玉模様の病班が全身に急速に広がります。湿疹のよう皮膚がただれ、細菌感染により酷い痒みが出てきて、膿皮症となり痛みを伴ったり臭いを発したりします。毛包虫症はどのように治療する?通常、毛包虫症は若い時期(1年半未満)に多く発症します。成犬は免疫システムに支障がない限り発症しないと考えられるため、万が一発症した場合は何か他の病気(例えばガンや肝臓、腎臓の病気など)が疑わしく、更なる検査が必要と考えられます。その後、免疫低下の根本となる病気の治療を行います。毛包虫症の治療方法としては、基本的には駆虫薬や薬浴、毛刈りをしニキビダニの排除、増殖を抑えます。(ただし、殺ダニ剤は中毒性があるため、どの犬にも使えるものではありません。必ず獣医さんの指示に従って使用する必要があります。) また細菌感染(脂漏症、膿皮症など)などに対しては抗生物質などの投与もありえます。治療については信頼の出来る獣医さんによく相談し、辛いワンちゃんのためにも獣医さんと協力し飼い主さんが根気よく治療を続けることが大切です。World Dog Breeds関連ガイド about world dog breeds名付けアイディア犬の名付けに迷ったらここをチェック!名付け-外国語編名付け-テーマ別名付け-日本語編世界の犬種犬種別犬にはどんな種類があるの?犬種別の特徴や違いをチェック!Life With Dogs犬と一緒に暮らす際に役立つ情報を集めました。特徴別得意なことや苦手なこと、見た目やサイズなど、傾向や特徴ごとに犬種を一挙に紹介子犬シニア犬シニア犬のお世話や暮らし方など犬の研究・調査犬について知らないことがいっぱい!犬についての新しい研究や調査結果をチェック!犬の映画犬が出てくる映画をチェック留守番犬をお留守番させる時に役立つ情報しつけ&役立つ情報しつけやお手入れに役立つ情報をまとめましたよく似た犬種ちょっと見ただけでは区別がつきにくいよく似た犬種。共通点と違いをリストで比較!犬に関するWhy?What?How?犬の体ってどうなってるの?犬の行動に隠された意外な意味は?犬について詳しくなれる記事やニュースの一覧! wanwans情報部TrendingThe most popular articles on Wanwans in the past day.New ArticlesRecent posts or updates on Wanwans. Site Map© 2007-2023 Wanwans. All Rights Reserved. View credits & copyrights or citation information for this page. |