シャー・ペイ
posted by Wanwans, June 14, 2012歴史
シャーペイのルーツはわかっていませんが、チャウ・チャウやチベタン・マスティフなどから影響を受けた(若しくは同じルーツを分ける)のではと言われます。漢の時代の物と思われる出土品にシャーペイに目の上の皺や巻き尾、体格が似ている像がありますが、シャーペイなのか若しくはパグやチャウ・チャウを模った物なのかなど確かなことはわかっていません。シャーペイには伝統的なタイプと洋犬の血統が混じったタイプとある(あった)と言います。シャーペイはもともと中国南部では長い間何でもこなす農家の犬として過ごしてきましたが、闘犬競技の人気が出てくるとイノシシ猟などの才能を活かし闘犬として闘わされます。(この時にイギリスのブルドッグやマスティフなどとの掛け合わせも行われたのではないかという説もあります。)しかし共産主義の中華人民共和国が成立するとシャーペイは急激に数を減らしていきます。そして文化大革命(1966年~1976年)が起こると原産地、広東省の町Daliは閉ざされどれだけの数がいるのかなどはわからず、この期間に繁殖されていたのは香港、マカオ、台湾だけと言われます。1966年に香港で登録された数頭がアメリカに輸入され、その後1970年、1973年とシャーペイの存続を望み香港からアメリカに渡っています。この時代にピット・ブルやボクサー、マスティフの種類などの洋犬の血統が掛け合わされたといいます。広東州Daliは文化革命の間孤立していた為に、洋犬の血統が混じっていない伝統的なタイプのシャーペイ(皺が少ない)が残っていたそうですが、1990年代にシャーペイの輸出が盛んに行われた際に伝統的なタイプと洋犬の血統が混じるタイプが掛け合わされていき、現在ではDaliの街でもオリジナルのタイプを探すのは難しいと言われます。9 Shares |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
People Who Viewed This Also Viewed