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ドローンで行方不明の犬捜索

 , November 30, 2022

ドローンで行方不明の犬捜索

IFAW(国際動物福祉基金)はワシントンDCに本拠地を置き世界40カ国以上で活動している組織で、動物の保全や生息地の保護、アニマルレスキューなどを行なっています。
そのIFAWが2022年IFAW賞に選んだのは、行方不明になった動物をドローンを駆使しボランティアグループと共に見つけ出す組織を作ったGraham Burtonさんに贈られました。
このグループが迷い犬を探す方法ですが、まず飼い犬が行方不明になってしまったことに気づいた飼い主が組織のFBページに掲示をすると、FB管理者が飼い主に連絡をとり、その犬の情報を出来るだけ細かに聞き出します。その後、ドローン操縦者と地上ボランティアが加わり探索をします。
Burtonさん曰く、人が踏み入れるのが難しい崖や足での捜索では何時間もかかるような広大なエリアであってもドローンなら20〜30分でカバー出来るそうです。
このグループには現在イギリスとアイルランド内で3000人以上のドローン操縦士と2500人を超える地上ボランティアが参加しており、今までに2750匹以上の迷ってしまった犬達を飼い主の元に届けたということです。
もちろんドローンの使用に関しては、数々の法律や様々な視点から考えなければいけませんのですぐに出来ることではありません。しかし、大切な愛犬が行方不明になってしまった時に頼りになる大きなボランティア組織があるのは頼もしく思います。

迷子にさせない、でもいなくなってしまったらどうする?

まずは、一番に迷子にさせない工夫をすること。そしてマイクロチップ・迷子札を装着すること。万が一、いなくなってしまったら保健所や自治体の動物愛護センター・動物保護センターへ連絡をし、警察へも連絡をしましょう。どなたかに保護された場合は連絡が入る可能性も。環境省が各自治体の保健所などに保護・収容されている犬猫を掲載しているサイト(収容動物検索情報サイト)も確認してみて下さい。また、愛犬が行けそうな範囲の動物病院などに何か情報が入っている場合を考え、問い合わせをしてみると良いかもしれません。
チラシ作成、SNSなどを利用する際は、個人情報の取り扱いには十分にご注意を。
 
James Sawyer,"ifaw’s 2022 Animal Action Award winners",19 October 2022
BBC NEWS,"Lost dogs: Award for founder of Facebook drone group",12,October 2022
環境省,"収容動物検索情報サイト"
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