最長寿犬Bokiくん、30歳
ギネス世界記録は、ポルトガルに住むBobi(ボビ)君の「最も長生きしている犬」に認定しました。
Bobi君はポルトガル原産の牧畜犬ラフェイロ・ド・アレンティジョという犬種です。この犬種の平均寿命は12−14年と言われていますが、Bobi君の誕生日は1992年に登録されており、2023年2月1日の時点で30歳266日を迎えています。飼い主であるコスタ(Leonel Costa)さんによると、Bobi君はコスタさんが8歳の時、薪置き場で4匹兄弟の一匹として生まれました。しかしご両親は、既に多くの動物達が家にいたため、子犬達を飼うことは出来ないと決めました。コスタさんによると、悲しいことですが当時の高齢の人の間では、このような場合に子犬を穴に埋めてしまうことがあったそうで、この子犬達も母犬がいない間に埋められてしまったそうです。落ち込んでいたコスタさんとコスタさんの兄弟ですが、しばらくして母犬であるGiraちゃんが頻繁に薪置き場にいることに気づきました。そこで、Giraちゃんの後を追うと、そこには一匹だけ悲運を逃れ、生きている子犬、Bobiがいたと言います。コスタさん達は子犬の目が開けば、再び埋められることはないと知っていたので、ご両親にバレることのないようにその子犬を見守ったそうです。ご両親が次にこの子犬を見つけた時には既に目も開いていた頃だと言います。コスタさんは当時を振り返り、「両親は僕達が子犬が生きてるのを知って黙っていたことに激怒したし罰も与えたけど、それを受けても価値のあることをした。」と言います。