台やスロープを作る
犬が登る場所に台を置いてあげたり、坂道を作ってあげることで、昇り降りの動作が楽になります。車でお出かけの際には持ち運びが出来るスロープなどを持っていくと、乗降時だけでなく外出先で役立ちます。木材やタイルなどの素材からカーペットへ
滑りやすい素材の木材やタイルなどの素材は犬に危ないことがあります。特に後ろ足が弱ってくるシニア犬の場合には、カーペットやジョイントマット、場所によっては人工芝のように滑りにくい素材へ変更してあげて下さい。また、肉球の間の毛の手入れや爪の手入れをしてあげることも大切です。犬のペースで散歩は続ける
若い頃のように歩きたがらない日もあるかもしれません。強制的に連れ出すのはよくないですが、全く運動をしないと筋力が落ち、関節も硬くなってしまいます。また外へ散歩に行くことで運動だけではなく、新しい匂いを嗅いだり、見たりと刺激を得ることが出来ます。犬が疲れたらすぐ帰れる短い散歩コースに変更するなどして、なるべく散歩は続けて下さい。スイミングを取り入れてみる
水が好きな犬は多いです。人でも怪我の回復期に水泳でリハビリをするのはよく聞きます。スイミングは関節への負担をあまりかけずに、周りの筋力を鍛えることが出来るため良いとされています。犬にも水泳は良いと言われており、怪我や手術後のリハビリだけでなく、関節に痛みを抱える犬のダイエットで水泳を取り入れられています。泳ぎが好きな犬にとっては、楽しみながらできる運動の一つです。皮膚疾患や怪我のある時は避けて獣医さんに相談してから、また水温や活動時間などに気をつけてあげて下さい。場合によってはライフジャケット装着を。歩行補助ハーネスを取り入れる
シニア犬になり歩行に補助が必要になった時、首輪で犬の体重は支えられません。そんな際は、歩行補助用のハーネスを利用することで安全に歩行の補助ができます。全身用もありますし、後ろ足用もあります。頭を使う遊びをする
活発に動き回ることが難しくなっても、嗅覚を使う遊びはどうでしょうか。「待て」が出来る犬なら、その間に人が隠れて合図と共に探しにきてもらう「かくれんぼ」は人と犬が一緒に遊べるのでお勧めです。匂いを頼りにおやつを探す、取り出すようなおもちゃも良いかもしれません。誤飲やおやつの食べ過ぎには注意してあげて下さい。または、新しい技を教えてあげるのも楽しいかもしれません。物の名前を教えてあげたり、おもちゃを仕舞う(箱に入れる)など、あなたの犬がまだ覚えてない技があれば、遊びとして取り入れてみるのはどうでしょう。
シニア犬になってくると、階段を登る、車に飛び乗る、ソファに登るなどの動作が難しくなってくる場合があります。歳を取ると人でも動きがゆっくりになりますが、4本足の犬達では特に後ろ足に関節炎や関節痛などの問題や何かの疾患を抱えている可能性もあります。関節炎などの関節の動きに関する疾患 | 筋力や体力の低下、視力の低下 |
聴力の低下 | 心臓などの疾患 |
認知機能の低下 | etc... |