犬の巨大食道症とは
『巨大食道症』は食道が拡張したことで、筋肉が上手く働かず食べ物や水が胃まで運べなくなり、食道(胸)で留まってしまう病気です。犬では先天性、後天性、成犬の突発性巨大食道症があり、子犬から成犬まで年齢を問わずに起こります。合併症として食べた物や水が気管に入り誤嚥性肺炎を起こす可能性があります。また他の病気(重症筋無力や神経系疾患)の結果発症する可能性もあるそうです。症状
水や食べ物を吐く(胃から押し上げる前兆がない)
食欲減退、食べたがらない
急な体重減少
飲み込みに苦労している
空咳をする
酸っぱい、不快な息
胃腸の問題と誤診されることが多い
誤嚥性肺炎が多くみられる合併症
管理方法
栄養不良、誤嚥性肺炎を防ぐ為に垂直に立たせて食事を与える。(ベイリーチェア(Bailey Chair)を使用するといい)
重力によって食べた物が胃に入っていくまで食後20~30分ほど垂直姿勢を保つ。
食事回数を3,4回に分けた方がよい
水分補給の際も垂直姿勢でとる
参照:Canine Megaesophagus.org愛犬の様子で気になることがあったら信頼できる獣医さんに相談して下さい!