愛犬とジョギングを始める前に確認しておきたいことをまとめてみました。全ての犬がジョギングに向いているとは限らない
犬だからと言って長い距離を走るのが好きとは限りません。それぞれの犬のコンディションや好みもあります。また一般的に言って、足の短い犬、マズルの短い犬、超小型犬などはジョギングのパートナーには向いていないとされています。一緒に走る場合は愛犬のペースに合わせて、無理のない範囲で。→ジョギングのパートナーに向いている犬種一覧はこちらをチェック
犬の健康状態
怪我の有無、健康状態などを確認したり、獣医さんとジョギングができるか相談しておきます。子犬の時期は避ける
骨や関節が発達途中であるため、子犬の時期はジョギングは適した運動ではありません。成犬に達する時期は犬のサイズによっても変わり、例えば中型犬では生後1年から1年半と言われています。犬の将来の健康に関わることなので、不安があれば獣医さんに相談してから。ゆっくりスタートする、無理をしない
ジョギングをするには、リードをつけて人と同じスピードで走ることが必要になります。ジグザグに歩いたり、いつもリードが張っている状態では危険を伴い落ち着いてジョギングをすることは出来ません。まずは歩いている状態で、いつも横に付いて歩くことをマスターしてから徐々にスピードを上げていきます。ルートを確認しておく
人や自転車、車の交通量など犬とジョギングするのに適しているか、アスファルトなのか土なのか、距離は合っているかどうかなど事前に確認しておくと安心です。気候
スタミナがあり健康な犬でも暑い中を走ると熱中症などの危険があります。湿度や気温など愛犬に合っているかを確認して下さい。またアスファルトやコンクリート、砂浜など日光により熱くなり、犬には危険な場合があります。準備運動は大事
いきなり走り始めるのではなく、準備運動を。犬にも軽い運動をさせ、ウォームアップをしてからスタートして下さい。休憩を入れる
走る距離やペースにもよりますが、トイレや水分補給などのためにも途中で休憩を入れて下さい。水やトイレグッズを携帯する
水分補給をしたり、犬が途中でトイレをした場合に備えてトイレグッズは持っておいて下さい。常に犬に気を配る
犬の様子に変化はないか、辛そうだったり走ることを嫌がっているようなサインはないか気にかけて。飼い主さんのスタミナやペースに犬が合っているかも大切です。愛犬とのジョギングに適した首輪やハーネス、リードを使う
ジョギングの際に人気のハンズフリーのリードは、普段から愛犬と意思疎通が図れ安全にコントロールが出来る場合には便利ですが、咄嗟のコントロールが難しく急な引っ張りの際に転倒をしてしまう可能性もあります。また伸縮するリード、チョークカラーなどの使用は危険です。食後すぐのジョギングは避ける
特に胸が深い犬種に見られる「胃拡張・胃捻転症候群」について、はっきりした原因はわかっていませんが、水を沢山飲んだ後や食事の後に運動をすることで、空気を飲み込んでしまうことが要因の一つだと言われています。ジョギングが終わった後も様子をみる
肉球や指の間などに怪我や棘がないかや、呼吸の様子など気にかけて下さい。楽しむ!
飼い主さんが楽しんでいることは、愛犬にとってとても嬉しいこと。一緒に走れて幸せなことを伝えてあげて下さい。