テリアとは?
「テリア(Terrier)」という言葉は、ラテン語で「大地」を意味する"terra"に由来しています。テリアと呼ばれる犬達には小さいサイズから大きなサイズまであり、毛質もシルキーやワイヤーなど様々あります。
沢山種類のあるテリアなので生まれた背景により性質なども様々ですが、テリアには大きくわけて、小動物を穴の中へ追って行き捕まえる小型で足の短いタイプ、穴を掘って獲物を見つけたり農場での様々な仕事をする足が長く中〜大型タイプ、闘犬としてブルドッグとテリアを掛け合わせた犬を基礎にしたブル・タイプの3つがあります。
賢い | 自分で考えて行動する |
吠えるのが得意 | 頑固 |
勇敢 | タフ |
サイズは小〜大型まで様々 | 被毛のタイプは色々ある |
カラーは様々 | イギリスで生まれた犬種が多い |
穴掘りが好きな子が多い | 素早く動くものを追いたくなる子が多い |
ケリー・ブルー・テリア
アイルランド原産の美しい色調のコートを持つテリア
アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア
農場で何役もこなす万能犬だった
ベドリントン・テリア
お耳のポンポンがお洒落だが、炭鉱の町でネズミ捕りや番犬として働いていた
マンチェスター・テリア
ネズミ捕りとウサギ狩りが出来る犬として生まれたと言われる
トイ・マンチェスター・テリ
スタンダードのマンチェスター・テリアとはサイズと耳の形が違う(トイ・タイプは自然な立ち耳のみ)
エアデール・テリア
泳ぎや獲物の回収能力を高めるためオッター・ハウンドが作出に関連しているとされる
アイリッシュ・テリア
「命知らず(Daredevil)」のニックネームを持つ勇敢なテリア
ボーダー・テリア
貴族が行うキツネ猟ではなく、スコットランド、イングランドの堺のボーダー地方で農場主が家畜を狙うキツネを捕まえるために使ったテリア
レークランド・テリア
イングランド北部・湖水地方で生まれたテリア
ウェルシュ・テリア
愛好家からは、テリアの気質を持ちながらも「分別がある」と形容されることがある
ジャーマン・ハンティング・テリア
第一次世界大戦後のドイツで生まれた。ドイツ語では「ヤークトテリア」
スムース・フォックス・テリア
イギリスの上流階級で行われていたフォックス・ハンティングに使われていた
ワイアー・フォックス・テリア
スムース・フォックス・テリアと同じルーツを持つとされ、区別されていなかったが、19世紀後半にイギリスでスムースとは別犬種とされ改良されていった
日本テリア
18世紀にオランダ人が連れてきた当時のフォックス・テリアをルーツに持つ日本生まれのテリア
パーソン・ラッセル・テリア
1980年代まではジャック・ラッセル・テリアと共通の歴史を持つ。ジャックより体高があり体型が正方形に近い
ラット・テリア
イングランドからアメリカへ渡った移民が連れてきたネズミ捕りの犬に様々な犬が関連して生まれた
アメリカン・ヘアレス・テリア
1972年、アメリカ・ルイジアナでラット・テリアの両親から生まれたヘアレスの個体が基礎となって誕生した
ブラジリアン・テリア
ヨーロッパから移民と共に、又は商船のネズミ獲りとしてやってきた犬をルーツに持つと言われるブラジル原産のテリア
トイ・フォックス・テリア
20世紀初め、アメリカでフォックス・テリアとトイ・グループの犬達を交配し生まれた
テンターフィールド・テリア
イギリスからオーストラリアへ渡った移民が連れてきた当時のフォックス・テリアをルーツに持つとされ、現在の名前になる前は「ミニ・フォクシー」と呼ばれていた
ラトネーロ・ボデグエロ・アンダルース
「アンダルシアのワインセラーのネズミ捕り」の名を持つスペイン生まれのテリア