テリアとは?
「テリア(Terrier)」という言葉は、ラテン語で「大地」を意味する"terra"に由来しています。テリアと呼ばれる犬達には小さいサイズから大きなサイズまであり、毛質もシルキーやワイヤーなど様々あります。
沢山種類のあるテリアなので生まれた背景により性質なども様々ですが、テリアには大きくわけて、小動物を穴の中へ追って行き捕まえる小型で足の短いタイプ、穴を掘って獲物を見つけたり農場での様々な仕事をする足が長く中〜大型タイプ、闘犬としてブルドッグとテリアを掛け合わせた犬を基礎にしたブル・タイプの3つがあります。
ここでは、テリアの中で足が短いタイプとされる犬種を紹介します。足の短いテリアとは短い足のテリアは「アースドッグ(Earth dog)」と呼ばれることもあり、地中に巣を持つ小動物の猟に使われていた歴史を持つ犬が多くいます。身体の構造は犬種によって変わりますが、小型で身体が柔軟で、穴を掘るだけではなく岩や木の根の間に入りやすかったり、穴の中での作業や後ろに退却するなどの動作も得意なテリアが多くいます。また、向かってくる小動物に怯まないタフな精神を持ち、穴での作業中は自分で判断して作業できる賢さや独立心を持っていると言われます。現在のジャック・ラッセル・テリアの基礎となる犬は、フォックスハウンドと共に働ける犬を作ることを目的として、フォックス・テリアの系統から生まれました。パーソン・ラッセル・テリアに比べ、体高が低くわずかに胴長とされています。テリアに分類されていない犬で、ネズミ捕りやアナグマ猟などの似た仕事をしていた犬にはダックスフンドやミニチュア・シュナウザー、ピンシャー、スキッパーキなどがいます。
ネズミやアナグマ猟だけではなく、キッチンでハムスターホイールのような物の中に入って肉を焼く仕事を手伝っていたと言われる農場で働くタフなテリアとしての歴史を持つ。現在ではファッション業界やマスコットなどポップ・カルチャーでアイコンとしてもよく見られる小説に出てくる農夫の名前に由来した名前を持つテリア。シルクの被毛で覆われた頭部が特徴的長い毛と長い胴を持つ中型のテリアオッター・ハウンドと共に働けるテリアを目的として開発されたスカイ・テリアとシーリハム・テリアから生まれたチェコ共和国原産のテリア身体はとても小さいけれど、がっしりしていてタフなテリア1964年に立ち耳をノーリッチ・テリア、垂れ耳をノーフォーク・テリアと別々の犬種とするようになった白い毛はフィールドでのお仕事中にも目立っていたと思われる「ケアーン」とは境界線などに積み上げられた石のことで、そこに潜むネズミや小動物などを捕らえていたスコットランドやイングランドからオーストラリアに来たテリアを祖先に持つネズミやヘビなどの害獣駆除をしていた歴史も持つ繊維工場でのネズミ捕りをしていた歴史を持つ。複数のテリアとマルチーズなどが関連していると言われているフォックスハウンドと共に走ることが出来て、地上、地下ともで狩りが出来るテリアを目的に作出されたアメリカへ渡った移民達が連れていた様々な犬から生まれた。1990年代までラット・テリアの足の短いバラエティとされていた明確にはわかっていないが、ウェルシュ・コーギーとマンチェスター・テリアを祖先に持つと思われる。キャトル・ドッグでもあり、小動物などに対する行動にテリアの本能が見られる