トルコ生まれの11犬種

アジアとヨーロッパにまたがる共和国、トルコ。歴史に名を残す大国が栄えた土地で、古代の遺跡も多く有します。

東西の交易の地、トルコ生まれの犬達も太古からトルコの人々の生活を支えていていました。

ここではトルコ生まれの犬種を一挙に紹介します。

アナトリアン・シェパード・ドッグ

カンゴール・ドッグと同一種とする見方もあるが、アメリカなどいくつかの国では独立した犬種として登録がある。

アクバシュ

家畜や家族を野生動物から守る牧畜犬。スタミナ、スピード、ジャンプ力もあり俊敏に動ける

カルス・シェパード・ドッグ

コーカシアン・シェパード・ドッグに似た見た目をしている。トルコのカルス、アルダハン、アルトヴィン、エルズルム、アール、ウードゥルなどの地域で土地の気候や条件に適応した牧畜犬。600年前から知られていると言われる。

アクサライ・マラクリ

Aksaray Malaklisi。トルコ・アクサライ及び近郊原産の牧畜犬。この地域では古くから羊や牛の牧畜が「マラクリ(Malakli)犬」と呼ばれる犬によって守られていた。「マラクリ」とはアクサライの言葉で「唇」を意味し、マスティフ・タイプの垂れた唇に由来しているという。アクサライ・マラクリはカンガール・ドッグ、アナトリアン・シェパードと同じアナトリア半島原産で、同じルーツを持つと考えられる。マラクリの子犬がカンガール・ドッグとして売られることもあるという。

タズィ

Tazi。トルコのサイトハウンド。サルーキに似ている。6~11世紀の民族移動によりキルギスよアナトリア地域に渡ったサイトハウンド「タイガン」がルーツになったと考えれている。平均体高62cm、平均体重18.4kg

コポイ

Kopoy。Turkish Chaser Dog of Zagarとも呼ばれる。トラキアなどトルコ北西部の遊牧民によって生まれた猟犬。主にウサギ猟に使われた。 ギリシアのセント・ハウンド「グリーク・ヘアハウンド」に似ていると言われる。

トラブゾン・ゼルデヴァ

Trabzon Zerdeva。Kapi、Eastern Black Sea Spitzとも呼ばれる。黒海の近くの地域原産。起源については不明だが、ジョージアから来たのではないかと言われている。 多いカラーはチェストナッツ。ユニークなカラー・パターンが多く、チェストナッツに胸や足がホワイトかチェストナッツの小斑があるホワイトを持つ。 目の色は茶色よりも黄色に近い色をしている。