あなたの愛犬はベジタリアンになれる?
答えはYESのようです。菜食が犬にとって健康的か不健康かは賛否両論があります。また基本的に肉食である犬にとって菜食が幸せなのかという議論もあります。しかし実際に野菜の食事で生活している犬達は存在しますし、菜食主義の飼い主に飼われていたブランブル(Bramble)という名前の犬はベジタリアン食で27歳まで生きた記録があります。犬が人間のパートナーとなれた要因に食べ物への適応力も考えられます。寒い地域、砂漠、山間部など人とともに犬達も移動をしてきました。その土地で手に入る食べ物は違いますし、人が犬に与えた食べ物にも違いがあるはずです。またドッグフードが一般的になったのは近年に入ってからですし、それまで犬は人の食べ残しを与え、肉ばかりではなく穀物や野菜なども食べていました。また野菜が持つ栄養素は健康に利益をもたらすこともあります。ただ犬は何でも食べる傾向にありますが、犬は鋭い歯や力強いあごを持ち生肉も噛み切り骨を砕くことも出来ますし体は基本的には肉食動物です。腸は人間や特に草食動物のものと比べ短く大量の野菜(草)には向いていないようです。また犬の体に必要なたんぱく質(アミノ酸)やカルシウムをとる必要があるため、ベジタリアンの飼い主と同じものを食べていては不足する栄養分が出てきます。アレルギーや倫理的観点から愛犬をベジタリアンにするには、犬に必要な栄養素が足りているか十分に考慮する必要があります。ちなみに「ドッグフード=肉食」と考えている場合はドッグフードの原材料を確認してみて下さい。中には原材料欄が穀物から始まるような物もあり、犬の食を促進するために肉の香料が使われている場合もあります。食べ物に関しては様々な意見があると思いますが、菜食、肉食に関わらず愛犬が何を食べているのか知った上で食事を与え健康管理をしてあげて下さい。参照:Dog Nutrition、Pet Education、Dog Food Corner