歴史
古い歴史を持つ犬種だがはっきりした詳細は不明。ハンガリーで何世紀にも渡り活躍してきた。コモンドールの名前は16世紀のハンガリーで既に羊を守る犬として既に登場しているという。コモンドールのルーツはチベットの犬と考えられている。モンゴルが侵攻してきたため西へと移動しなければいけなかったクマン人と共にやってきたそうだ。コモンドールの名前の由来は「Koman-dor」で'dog of the Cumans'(クマン人の犬)。被毛
ホワイト(真っ白ではない。クリームや淡黄色などが見られる場合もある)
非常に珍しいモップのような束になった被毛をもつ。これは羊に溶け込むため、鎧の役目、過酷な天候にも耐えられるためといわれる。この束はウールのようなアンダーコートが硬めでカールが強いアウターコートに絡まって形成される。さらに水に濡れたり乾いたりを繰り返すことで束は強くなっていく。はじめは束(毛)は短く、束を形成し始めるのは犬によって異なるが大体生後8ヶ月~1年位。2年くらいで束は完成するが、理想の長さになるまでは5年ほどかかるという。
コモンドールの被毛をキレイに保つためには手入れは欠かせない。人によっては毛を刈る場合もある。コモンドールの被毛の重さは犬の中で一番重く、20~27cm位に伸びる。