犬のヒゲはどこにある?
犬のヒゲは毛の発達の中でも早く子犬の頃から生えています。通常、犬の鼻(マズル)の横、上唇、あご、目の上にあり、色や毛質は犬によって違います。ヒゲは他の毛と違う
ヒゲは他の毛に比べて長く、太さも2倍以上あります。また毛根は2~3倍ほど他の毛よりも深く、毛包は神経のネットワークに繋がっています。そのため、ヒゲは敏感なレーダーの役割をしているといわれています。犬にとってヒゲとは
犬達はあまりヒゲに頼った生活をしていないと言われています。実際トリミングの際にヒゲを切って整えることは多く行われていますし、その後に犬が困ってしまうことも特にないようです。ヒゲ自体は毛を切るのと同じで、切っても痛みはありません。また切っても伸びてきます。(但し抜くと痛み、時には出血や化膿などの原因にもなるので絶対抜かないで!)しかし犬の鼻先に突然、手やおもちゃなどを差し出してみるとマズルや顎のヒゲが前方向に動くことがあります。また視力などの普段頼っている感覚が弱ってきた時などは、使えるセンサーを駆使して情報を得ようとするのではないのでしょうか?私達が暗闇では手を使って物を把握しようとするように、犬達も状況に応じてヒゲを頼りにしているかもしれません。ヒゲに頼っている動物達
ヒゲを持つ動物が沢山います。ネコ達はヒゲを使って周りの情報を集め通り道を把握したりバランスをとったりしているといわれています。ネズミはヒゲを自在に動かし私達で言う"手探り"ならぬ"ヒゲ探り?"で物を把握しているようだという研究結果があります。http://www.sciencefriday.com/videos/watch/10375物の隙間や動きから生まれる"風の動き"を感じることが出来るそうで、獲物を捕まえる、逃げる際に重要な役割を果たしているそうです。