歴史・特徴
ノルウェイジアン・パフィン・ドッグ、別名ノルウェイジアン・ルンデフンド(Lundehundはノルウェー語でパフィン・ドッグ)とも言う。パフィン・ドッグは他の犬達には見られない特徴を持っている。前足に6本目の指がある。
関節が柔らかく狭い通路を通りぬけることが出来る。
頭部を後ろ向きに背骨に付けることが出来る。
前足を体に対し横向きに90度に出来る。
耳を前又は後ろに折り曲げてほぼ完全に塞ぐことができる。
このような特徴を活かし、古くからノルウェーの海岸沿いの崖や洞窟など進入が困難な場所でのパフィン(ツメドリ)猟に使われてきた。しかしパフィンが1800年代に保護動物となると数を減らしていく。1900年頃にはノルウェーの島にある孤立した町にのみ存在していた。第二次世界大戦の頃と1963年に犬ジステンバーが流行し絶滅の危機に瀕したが、生き残ったパフィン・ドッグから厳密に繁殖をし数を増やし現在は世界で1500~2000匹ほどいると思われる。