
生命の神秘!
お家の愛犬も街で見かけるワンちゃん達も、みんなお母さん犬が大事に育んだ子供達。ここでは犬達の妊娠から出産までを紹介します。受胎~出産まで
犬の受胎から出産までの妊娠期間は排卵日から数え大体56日~66日(平均63日/9週間)といわれています。交配から約3週間ほどで子宮に着床します。5週目までは胎芽とよばれその間に背骨、耳などが形成されていきます。5週目を過ぎると胎児と呼ばれるようになり、内臓が作られ始めます。まぶたが形成されていったりつま先が分かれ爪先もでき段々と犬らしくなっていきます。約7週目(45日目頃)に近くなると骨化が起こってきます。そして被毛が生えてきてどんどん子犬らしくなってきます。赤ちゃんはどんどん成長を続け、胎動を感じることが出来るようになるかも知れません。出産週(平均9週目)に近づいてくると、赤ちゃんは生まれる体勢をとり始めます。ただし、逆子で生まれることも多くあります。お母さん犬の様子
初めの数週間に外見上見られる変化はあまりありませんが、母犬によっては多少の体重増加があったり、3週目頃に母犬によってはつわりの症状が出る時があります。人のつわりと似て気分の起伏や食欲が減ったり、時には嘔吐などを起こしますが大体の場合数日で治まります。6週間頃にはお腹やおっぱいが大きくなり始め乳首が黒くなってきたりもします。7週目頃になると「巣作り」、出産をする場所を探し始めたりします。8週目頃には母乳の用意ができます。出産場所の毛布やベッドを掘ったりして心地良い形に整える行動が見られるかもしれません。9週目、子犬は生まれる準備万端!お母さん犬は出産に控えて落ち着かない様子を見せ始めます。犬の出産に関しては遺伝疾患、殺処分されていく命が沢山あること、お母さん犬が『子犬の産む道具』の様に扱われる子犬工場の存在などの悲しい問題もあります。関連記事:純粋犬種と雑種犬犬と暮らすなら実行したい3つのステップあなたに犬を迎える覚悟はありますか?